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先日丹沢を直撃した台風9号の影響が気がかりで、今日は早戸川の大滝まで行ってみました。
早戸川林道は旧丹沢観光センターまで車で入れますが、途中何か所も土砂の流出で狭くなったり土石の乗り越しとなったり、三日月橋から上は舗装道路に土砂が流れて未舗装道路状態です。
旧観光センターの先、昔の車止めゲート跡の先で崖が崩れ、山側から河原まで土砂が流れ、泥んこのぬかるみを越していくと、後は伝道まで被害はありません。
伝道から水平道を目指して登っていくとすぐに伝道沢を渡りますが、ここから山道を水が流れたのでしょう、ほとんど元の道の形跡はなくなっています。沢床を歩く感じで進めば迷うことはないでしょう。
水平道は1か所谷川に崩れえぐれているところがあります。
水平道が終わって川に降りたところにあった丸木橋は流失し、大きく地形が変わっています。対岸(右岸)も水流に流されて、元の道はありません。少し行ったところのロープが張ってあった桟敷もなくなっています。ここはなまじロープを伝って行くよりも一旦水流際まで降りたほうが安全です。
ここを過ぎるとしばらくは元の道どおりに進めますが、また左岸に渡ると様子が一変します。河岸段丘にも一面流水跡が見られ、ガレで埋め尽くされています。
雷平までの左岸道に続く岩壁越え部分だけが残り、前後はすべて河原状態です。右岸にあった河岸段丘は消失しています。
雷平から本谷に入ると、さらに一面大きな岩や小さな石の押し出しに川幅いっぱい埋め尽くされて、元の道は完全に消えてしまいました。疎林もほとんど土石流になぎ倒され流されているので、道は消えても見通しは効くので迷うことはないでしょうが、巨岩や倒木の通過に気を使うことになります。
大滝沢出合に近づくと河原の荒れ様はさらにひどくなります。出合付近の通過方法も以前どおりにはいきません。
かなりの量の土砂や岩石は本谷沢から押し出されてきて土石流というより岩石流となったように思えます。
危険地帯はありませんが、ほとんど道が消えているので、ルートファインディングを要します。さらに、橋がすべて流失しているので、渡渉の準備は必要です。
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