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4月28日は、山仲間8人で表丹沢の大山川に沢登りに行きました。
大山川は、大山ケーブルのバス終点のそばに流れている川ですが、参道沿いから大山山頂に突き上げる急峻な沢です。
下社(標高700m)まではケーブルに乗って、茶屋脇を日向薬師方面への関東ふれあいの路と名付けられた登山道を約5分で大山川二重ノ滝(標高670m)に到着。社のそばで沢仕度を整えここから遡行開始ですが、この二重ノ滝から続く滝を登り切ると水流は消えるので、渓流シューズ等はなくても登れる沢です。
社のそばに堂々と流れ落ちる滝が二重ノ滝としているガイドブックが多いですが、多分この最初の滝が二重ノ滝なのではなく、その上の2条の滝がこの名称の由来だろうと思います。もっとも上の2条滝を合わせて2段12m滝としないと、下段だけでは12mはなさそうです。滝が連続する場合、どこで区切って○段と考えるかは人の主観によるでしょうが、一旦広場となるこの滝を「2段」というほどには連続性はないように見えます。あるいは2段になっていることを二重というのでしょうか。
ともかくも12m滝は左のルンゼを登れば簡単なのですが、わが山仲間達は物好きが多く流水右のツルツルの壁を残置スリングを頼りにがむしゃらの登ってしまいました。この上の2条は簡単です。
この大山川本谷は沢全体が急峻で岩床が現れているので、どこが滝か分からないぐらいです。
5mハングの滝は、ガイドブックなどでは倒木を頼りの登るとなっていますが、倒木などどこにももたれかかっていないので簡単ではなさそうですが、仲間達はスリングをかけて登ってしまいました。苦労して攀じ登るよりも左にはザレを少し登って右にトラバースして落口上に降りるしっかりした巻道があるので、こちらの方が迅速安全簡単です。
二俣を右に入って少し行くと現れる5mトイ状滝は水流跡がジメジメ滑っていてしかも薄暗くてとても取り付く気のおこる滝ではありませんが、ここも我山友達は引っ張り上げられながら登ってしまいました。もちろんここにも、左に巻道があります。
この上は一歩歩けば落石の起きそうな急なゴーロと小滝が続いて、最後は左の小尾根の疎林帯に突っ込んで約20分で登山道に出ました。
生憎の空模様でしたが沢登り中はなんとかもって、大山山頂で休憩していると俄かに掻き曇って雷鳴轟き始め、下山半ばでとうとう本格的な雷雨になってしまいました。
写真上は二重ノ滝、下は10m滝。
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