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増水した神ノ川矢駄沢は豪快なシャワークライミングができるので、台風9号が直撃した丹沢の矢駄沢に行ってみました。
神ノ川林道は長者舎山荘の少し手前で山側が大崩壊し土砂で埋まり、それより先は車は通行できません。そこまでにも土砂の流出でかなり林道は荒れています。
押し出された土砂を乗っ越して林道に降りても、流出した泥がまだぬかるんでいて膝下まで泥に埋まりながらの前進となりました。長者舎山荘を過ぎた先、ちょうど神ノ川本流に日蔭沢が出合う所では、林道の川側が水流にえぐれ崩壊しています。
ゲート先でも山側から大量のガレが押し出されています。
矢駄沢に入ると、水量は普段の3倍近くあるでしょうか、ゴーロ部分は深くえぐれて流路も幾つにも分かれたりしています。水量が落ち着いたら、流れがどこになるのか分からない状態です。今までなかった大きな釜もできているところ(特に堰堤下)もあります。
小さな小さな小滝もものすごい水しぶきで流れ落ち全身ずぶ濡れです。F1、F2の大滝上の2段10mのF3は水流に吹っ飛ばされそうで手強い滝に。F4とされる7m滝は長く深い釜が消失し近づくのは簡単になりましたが、水流が多いと取り付きにくくなっています。
上部林道で遡行終了、矢駄尾根の登山道を下山。この登山道には崩壊場所はありません。
下山後駐車場所に戻ると、神ノ川ヒュッテの小屋番の方に会いました。神ノ川ヒュッテも1階半分が土砂に埋まってしまったそうです。奥の方の小屋は崩壊したそうです。
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