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2月24日、ほとんど登山者の訪れることもない水沢川の焼山沢を遡行してみました。
前日までのポカポカ陽気でもう春になったから沢登りの季節だとばかり計画を立ててみたものの、運悪く真冬並みの寒気に下界でも寒い1日だったようです。おかげで水に濡れた地下足袋では、稜線に出た後も、足裏から体の心まで冷える寒い寒い山行になってしまいました。
水沢川は早戸川の一大支流にあたり、宮ヶ瀬ダムができてからはダム湖のバックウォータに少ない水量で出合う川です。奥野隧道から焼山、黍殻山、姫次に連なる丹沢最北の山稜と黍殻山からガタクリ峰を経て松茸山に至る大きな尾根に囲まれた広い流域を持つ川ですが、周りの山々の標高が低いせいでしょうか、どの沢も水量は少ないのが特徴です。
焼山沢は比較的流程が長いのですが、なかなか高度が上がらず、また大きな滝もなくてゴーロ歩きの続く沢です。途中1〜3mの小滝が5、6湖連なるだけの平凡な沢で、水に濡れたくない季節には向いていました。
登山道に出た後、焼山まで登らなければ比較的短時間で下山できますが、今回は尾根ではなく、東隣の倉沢を下降してみました。しかし、この倉沢にはほとんど水流もなく藪に覆われ、沢沿いには作業道があって、難なく林道にたどりついてしまいました。
写真上は焼山沢出合の大ナメ。林道に架かる橋の上から写したものです。
写真下は中流にある2mの滝。
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【IMGP1445.JPG : 64.9KB】
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