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丹沢早戸川の六百沢を遡行してみました。早戸川の大きな支流宮ヶ瀬鐘沢や水沢川は、宮ヶ瀬ダムができてからはダム湖に直接流れ込む沢となって、今では支流という感じがしなくなり、そんなことから早戸川の最下流の支流は六百沢ということになるのかもしれません。
一般車通行止めの早戸川橋を渡って、橋のたもとから右に延びる早戸川の右岸道を400m進んで行くと終点となり、そこが六百沢出合です。
最下部は大きな釜を持った小滝が幾つも現れ、下半身ジャブジャブと濡れながら登っていくと、3mナメ、4m2条、1m、1m、5m滝と連瀑帯となります。この沢の核心部といえるでしょう。この沢の岩はどこもヌメっていて滑りやすいのに、この連瀑帯だけは快適に登れます。この上で堰堤が聳えています。
滝らしい滝はここまでで、後は最後まで苔むしたゴーロに終始です。
下降路に渡ることになる仕事道の丸木橋を過ぎると、二俣で水は涸れ、右に入って大きな岩のゴーロを進むと大岩の重なりの10m滝状があります。
さらに進んで最上部で4mのCS滝がありますが、この上で栂立尾根といわれる稜線がやっと見えました。すぐにザレの斜面に変わります。
稜線に出た後は左に下れば楽に下山できるのですが、どうしても1043mピークから早戸川国際マス釣場方向に伸びる尾根を下ってみたくて、踏跡のしっかりした稜線をさらに登り、1043ピーク手前からマス釣場方向へ下りました。
こちらの尾根には踏跡も赤布も何もありません。始めはだた広い尾根なので方向を良く見定めながら下り、880m付近で右の尾根に、さらに下って710m付近でマス釣り場方向と別れ六百沢出合方向に伸びる尾根にルートをとります。全然目印も何もなく、枝打ちした枯れ枝に邪魔されながらも500mぐらいの地点まで下ってきたらやっと仕事道が拾えました。
後は道なりに下って、六百沢の丸木橋を渡り枝沢を3本渡って、出合(林道終点)に降り立つことができました。
写真は連瀑帯の5m滝。
【IMGP1422.JPG : 77.0KB】
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