あの山この沢

丹沢、水無川沖ノ源次郎沢
ナガレの沢を戸沢出合へ下る

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最下段5枚のF1,F2の写真は翌年写したもの


沖ノ源次郎沢出合の
右にのびる小沢
出合
のF
1、
こち
らが
沖ノ
源次
郎沢

F1、2上の石積堰堤
F4、
10m
チョ
ック
スト
ン滝
F5
20m
F6
7m

最後の3m滝

堰堤の上部はガレ

源次郎尾根上部から
大倉尾根を望む
ナガ
レの
沢上
部の
ナメ
4m

ゴルジュの中に小滝
F3
8m

F2、5m滝

F1、5m滝

出合F1上のF2、20m

F3、8m滝

F3の上は石積み堰堤

F2からF1落口を見下ろす

F1を懸垂下降

コースタイム
戸沢出合570m(25分)水無川本谷F1下730m(25分)書策新道860m
(5分)
沖ノ源次郎沢出合890m(20分)F2上の石積み堰堤960m
(5分)
F4CS滝上部1025m(15分)F5(20m)下部1085m(5分)F6上部1110m
(5分)石積み堰堤3つ目1135m(20分)源次郎尾根見晴らし台1280m
(4分)大倉尾根花立1310m(大倉尾根を下る)(3分)花立山荘1300m
(20分)堀山の家950m(裏手から下降開始)(7分)堀山の家の水場850m
(30分)F1下625m(10分)戸沢出合

2001年10月27日
水無川本谷F5までの遡行については「水無川本谷」のページを参照。
書策新道を過ぎて約5分で、左手右岸に大岩壁で出合うのが沖ノ源次郎沢である。出合で前方に(岩壁を正面にすると右手に)ガレでのびるのは枝沢ですぐに行き止まりとなる。高巻く場合はこの小沢から乗っ越す。
★出合の大岩壁が沖ノ源次郎沢F1、20m大滝。左側から取りつくと楽。岩壁真下からは見えないが、本谷遠方からだと、F1の上に直ぐF2がそびえているのが見える。
F1は左のルンゼを登る。中程のテラスまでは楽だが、その上は緊張する。少し右中央に寄って一歩をクリアした後ルンゼに戻るのがいいだろう。テラスから左のブッシュに逃げ込もうとすると、壁面がコケで滑っていて、かえって難しい。中央壁にはボルトが何箇所か埋め込まれている。
F1上にはすぐにF2(20m)があるが、ここは左から右上に斜上するバンドを伝い、右端のクラックを直上すればいい。F1よりはウンと易しい。
☆F2上にF3(8m)があるが、右側が崩れているのでそこを簡単に越える。すぐに石積み堰堤になり、その上流は広大なガレ場となる。
★F4チョックストン滝は滝の中心を登って、岩を乗っ越す。
F5ルンゼ状20m滝は下部が手がかりがなくやっかいだが、上部は突っ張りで難無く越せる。よく見ると、右の台地から下部をカットすることもできる。
★F6も突っ張りで越せる。
★最後のチョックストン滝を過ぎると、石積み堰堤が3つ連なり、上部は狭いガレとなる。
今回は左の尾根(源次郎尾根)に早めに逃げたが、笹藪を漕ぐようになるので、もう少しガレを登って左手の斜面の藪がなくなってから尾根に取りつく方が良いように思える(上部になると尾根上からガレが見通せる)。
★源次郎尾根の踏跡をたどると、源次郎沢遡行の終了点の見晴らしの良い台地に着く。眼前に大倉尾根が見える。
ナガレの沢に下降する地点は、堀山の家の裏手、尾根道が右に曲がるところで笹の中に入り込み、左手に沢のツメの崩壊と灰色の岩窪を見ながら一気に笹藪の中を下降する。行く手が岩窪に落ち込むところでもう一つ右手の枝沢の源頭を下降する。
★水流が見えて降り立った所は、堀山の家の水場になっている。水場に至る道もあるが、この道は大倉尾根のもっと下部から分岐しているのだろうか。
★しばらくはもろい岩のナメが続く。
ナガレの沢にある滝はどれもロープ無しで降りれる。ただし、若干のシャワーは覚悟しないとならない。
上流から下っていると、滝のFナンバーも実のところよく分からないが、最初の大きな滝F3は流れの中、次の左岸の岩がボロボロの滝F2は左のルンゼを岩が剥離しないように押さえつけながら、簡単に下れる。
左から沢を迎えてすぐにある滝は右のルンゼを下り、最後の滝F1は、いちばん右手の水流の中をシャワーを浴びながら下る。このF1はガイドブックでは5mとなっているが、これがナガレの沢の中では最も落差がある(2段10m?)ように思える。
★堰堤まで下ると水無川戸沢出合のキャンパー達がもう見えてくる。

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